身寄りのない方への支援をテーマに、灘区で研修会に登壇しました
おはようございます。認定NPO法人はんしん高齢者くらしの相談室、正会員の谷口です。
2025年2月15日、神戸市灘区にて開催された医療介護従事者向けの研修会にお招きいただき、**「身寄りのない方の“あるあるトラブル”とその対処法」**をテーマにお話させていただきました。
増加する「身寄りのない高齢者」の課題とは?
近年、**身寄りのない高齢者(身元保証人・後見人がいない方)**への支援ニーズが高まっています。
研修では、現場でよく直面する以下のような課題について、事例を交えてお伝えしました。
✅ 親族が遠方に住んでいて連絡がつかないケース
✅ 親族が本人との関わりを拒否している状況
✅ 契約や意思決定に関わるサポートが困難な事例
こうした複雑なケースにおいて、多職種(医療・介護・福祉)の連携がいかに重要かを共有しながら、実際に取られている支援の工夫や対応策についても紹介しました。
グループワークで見えた「現場のリアル」
研修後のグループワークでは、参加された医療介護従事者の皆さまが、
「本来は親族や後見人が担うべき役割を、現場の職員が背負わざるを得ない」
という現状を、非常に切実な声で語られていたのが印象的でした。
制度や支援体制の整備が追いつかない中でも、現場で何ができるかを常に模索している医療介護従事者の姿勢に、私自身も深く感銘を受けました。
誰もが安心して老後を迎えるために
身寄りのない方への支援は、今後ますます社会的な重要性を増していきます。
認定NPO法人はんしん高齢者くらしの相談室では、高齢者支援の現場で働く方々と連携しながら、よりよい支援の形をともに考えていく活動を今後も継続してまいります。
地域での研修会や講師派遣のご依頼も随時受け付けておりますので、ご関心のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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「高齢者と家族のくらしを、窓口ひとつで安心サポート」
認定NPO法人 はんしん高齢者くらしの相談室は、地域に寄り添う支援を続けています。